知念実希人による作品。前回の記事の小説である「仮面病棟」の続きである。あらすじは「タイムリミットは6時間。脱出できるのか――最速一気読み! 究極のどんでん返し!!目覚めると、彼女は病院のベッドで点滴を受けていた。なぜこんな場所にいるのか? 監禁された男女5人が、拉致された理由を探る……。ピエロからのミッション、手術室の男、ふたつの死の謎、事件に迫る刑事。タイムリミットは6時間。謎の死の真相を掴み、廃病院から脱出できるのか!? 」
評価/★★☆☆☆
さあ、次作が気になってしまった。じゃあ買おう、読もう。そして読了。今度も読了までのスピードは早かった。読んでからは首を傾げた。腑に落ちない気持ち悪さは前回も同じだが、それが倍増され、さらに良く分からなくなっている。もしかしたらまた次作が出るのかもしれない。
今回は欠陥というよりも純粋に面白くないのである。ピエロが隠れているのではなく、面に堂々と出て来るのだが、言動がチンピラ、ないし三下そのもので見ていて滑稽だった。これはギャグなのか、と疑ってしまう程だった。先程言ったようにオチもよくわからないし、はたしてこれを新品で買う価値はあるのかと疑ってしまった。
しかし最後まで勢い良く読ませる迫力だけは本物だった。
0コメント